Kubernetesのコンポーネントメモ

2022-02-11

Control plane

kube-apiserver
- Kubernetes APIを提供しているコンポーネント
etcd
- クラスタの情報を保存するために使用されるキーバリューストア
kube-scheduler
- PodをどのNodeに割り当てるか決定するコンポーネント
- 1クラスタ内に複数のスケジューラを動作させることができる
コントローラ
- クラスタの状態をAPIから監視し、現在の状態を目的の状態(desired state)に近づけるための操作を行うコンポーネント
  - 制御ループ(control loop): システムの状態を制御する無限ループ
- API経由でリソースを操作する場合と、コントローラが直接リソースを管理する場合がある。
- kube-controller-manager: 複数のコントローラをまとめたビルドインのコントローラ
cloud-controller-manager
- クラスタが外部のクラウドAPIを使用するときに経由するコンポーネント
  - 外部クラウド固有処理への依存範囲を限定させるため

kubelet
- クラスタ内の各ノードで動作するdaemon
- PodSpecを受け取り、それに記述されている通りにコンテナを動作させる。
kube-proxy
- Node間・Pod間の通信を制御するネットワークプロキシ
- OSのパケットフィルタリングが利用可能な場合はそれを利用し、利用できない場合は自身でトラフィックを転送する
コンテナランタイム
- Podの各コンテナを動作させる

1control-plane, 3worker, kindest/node:v1.23.0の構成
Control plane
- kindではそれぞれcontrol-plane NodeにPodとしてデプロイされている
  - それぞれ.metadata.ownerReferencesにはcontrol-plane Nodeが設定されている
- kube-apiserver-${cluster}-control-plane
- etcd-${cluster}-control-plane
- kube-scheduler-${cluster}-control-plane
- kube-controller-manager-${cluster}-control-plane
- cloud-controller-managerはなし
Node
- kubelet: systemdのserviceとしてdaemonとして動作
- kube-proxy: DaemonSetとしてデプロイされている
- コンテナランタイム: containerdが動作